不安と向き合うには、ポジティブだけではダメなのです。
もちろん、ネガティブだけでもダメなのですが。
ポジティブと、言われるものは時に、ムリヤリさを生み出します。
ムリヤリさは、不安を考えないようにして、なかったことにするというのがほとんどなのです。
心に、ストンと、目標の種だけでなく、不安の種をも植え付けたまま、
太陽、肥料、お水等の栄養を与えているのです。
普通のお花はすくすく育ちます。
育つけれど、成長を妨げる害虫もつきます。
不安のお花は、害虫がお友達です。
不安のお花の栄養は、害虫が持ってきてくれます。
普通のお花より、不安のお花の方が、早く、大きく、綺麗に咲いてしまったりします。
しかも、1本しかないので、目立ちます。
たくさんのカスミソウの中に、ベルベットのような深紅のバラが一輪。
そんなイメージです。
強烈にイメージが頭に焼きつきます。 潜在意識にもストンと入り込みます。
これが具象化されてしまうと、途中まで上手くいっていたのに、
「あぁ!もう無理!!」
ってなって、ほうりだしちゃったりします。
放り出さないまでも、不安に思ってたことが、次々と目の前に現れて
やる気の持続が難しくなったりして。
でも、ちゃんと不安にも目を向けていると、それだけが大きくなってしまう前に
害虫を取り除き(別の意味でね)、成長を小さくすることができるのです。
いらないお花なんだから、切っちゃえばいいじゃない!
って思うでしょ?
切るのもムリヤリのひとつです。
根っこだけ残ります。
抜けばいいじゃない?
抜くのには、とっても労力が必要です。
そうこうしてるうちに、目標を叶える期限が来ちゃったらどうします?
その不安が手元にあってもなお、それを叶えるべき手段をみつけて進むことができる。
わたしは、それは、ある意味幸せなことだと思うのです。
その不安が、目標達成できないただ一つの原因であれば、それを根っこごと引っこ抜くしかありません。
しかし、その不安を抱えたままでも、扱い方に気をつけてコントロールできれば叶うのであれば
先に、願いを叶えちゃえばいいんです。
願いが叶うのはシアワセでしょう?
その幸せの期間は、長いほうがいいんですもの。
ただ、願いが叶ったんだから、不安もそのままでいいとは言い切れません。
叶った願いは、一瞬では困るので、不安は失くしてしまいましょう。
そのシアワセを持続させないといけませんからね。
それに、願いが叶った後は、その不安が一番取りやすい時期でもあるのです。
ゆったりとお風呂に入った後、柔らかくなった爪が切りやすいように、
不安のトゲも、願いが叶った後なら、わりと簡単にとれることがあります。
その場合の不安って、思い込みとか、誤解というものであることが多いのですけどね。
その思い込みも誤解も、本当の意味での不安も
それを見て見ぬふりしてては対処できません。
だけど
不安と対決するように向き合うだけがいい対処法ではありません。
不安を受け入れて、それも私の一部とするだけでも、いい対処法ではないと思います。
不安というものの種を手にしてしまった時に
その種は、望みの幸せを掴む際に、どのような作用があるのかを、見ることが大切なのです。
どんな種類のものも、一様に同じ処理でよいわけがありません。
もしかしたら
その不安があることがセキュリティになって、リスクなく願望を実現することができるのかもしれないでしょう?
自分はどうすれば、不安を持ったままでも願いが叶えられるのか
願いが叶った後、どうすればそのシアワセを持続できるのか。
それが自分仕様の願望実現カスタマイズですね。